【聖書のウラ話】「 天地創造」

 

神さまは1日目に昼と夜を、2日目に大空を、3日目に地と海と植物を、4日目に太陽と月と星を
そして5日目に魚と鳥を創造しました。

大空では、この世に生まれたことを喜び、多くの鳥たちが元気よく飛び交っています。
海では、多くの魚たちがうれしさ一杯に泳ぎ回っています。

「なんとも空と海は騒がしいなあ」

そうつぶやいたのは、彼らよりも先に生まれた植物たちです。地には植物しかいません。
彼らは動き回ることもせず、ただじっと風に葉をなびかせているだけ。
地はとても静かなのです。

さて、天地創造が始まって6日目。神さまは、いよいよ最後の仕上げに取りかかりました。
地に住む生き物を創造されたのです。

途端、地は喜び合う動物たちで大賑わいです。

「ああ、騒々しい。せっかく静かだったのに……」

やがて、子ネズミたちが鬼ごっこを始めました。
こっちの幹に身を隠し、あっちの枝を走りまわります。
植物たちはうっとうしそうにしていましたが、彼らを見ているうちに
「ダメダメ、そっちに行ったら見つかるよ」なんて
思わず声をかけてしまいそうになるぐらい、なんだか楽しくなってきました。

「植物さん、賑やかなのもいいもんでしょ」

鳥と魚の声に、植物は「そうだね」とうなずき、はしゃぐ子ネズミたちを愉快に見ていました。

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